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スペースRデザイン
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NPO法人エコけんの矢野さんにご協力いただいて、オリジナルの正月飾りを作るのが、たのしイネの1年をしめくくる最後の活動。来年からは活動を休止することもあって、今回が本当にたのしイネラストの例会です。

しめ縄を作り始める前に、まずは矢野さんからエコロジーについてのお話。「エコのためには〇〇だ!」といった決めつけではなく、いろいろある選択肢の中から自分で考えて「選ぶ」ことが大事とのこと。

確かに、時と場合によって、できることできないことがあり、また「これ!」と決めつけてしまうとそもそもの目的も見失ってしまいがち。だから、その場に合わせて、エコロジーのためにはどうすればいいか、を考えることが大切だということですね。納得。

さて、いつもは三つ編みスタイルで「正月飾り」を作るのですが、今年は本物の「しめ縄飾り」に挑戦しました!農家の方直々に矢野さんが習われ、初心者の参加者のみなさんに体を張ってレクチャーしてくださいました。

今回のしめ縄飾りに使う稲わらは、冷泉荘で育てた「IR-58」。管理人杉山さんがとても丁寧に育ててくれたおかげで、まっすぐなきれいな藁ができました。藁は大変良質な肥料になるので、通常はコンバインで稲刈り→脱穀のそのままの流れで、細かく切り刻み、田んぼに蒔いてしまうのだそう。この長い状態の藁自体、滅多にお目にかかる機会がないのです。

さて、1つのしめ縄に使う藁は36本。これも縁起がいいように本数が決まっているそう。これを12本ずつの3束に分け、木槌でたたいて柔らかくし、縄をなう要領で編んでいきます。

まずは2束つかってしめていき、そこに残り1束を巻き付け、太さをだしフォルムを整えます。

言葉でさらっというのは簡単ですが、2束を編み上げるのが結構大変。手のひらを使ってそれぞれの束を右にねじり、束と束自体は左周りでねじる…。もはや言葉で説明できませんが、原理としては、藁の回転と束の回転を逆にすることで、手を放しても摩擦力で固定され、しめ縄の形を保てるのだそうです。

「矢野さーん!」「矢野さーん!」とあちこちからヘルプの声。あーでもないこーでもないとお互い教え合いながら、なんとか全員が注連縄完成にこぎつけました。ここでおおよそ1時間半…笑

編んだ注連縄をわっかにして土台完成。あとは飾り付け。ここはみなさんアイデアの見せ所です。なんと、矢野さんが一人一人に水引でつくった鶴を作って用意してくださっていました!かわいい!他にも、水引や松の葉、かわいらしく松ぼっくりなどを使って、マイ注連縄飾りをこしらえました。

ちなみに梶原はこんな感じに。

水引を三つ葉のクローバーのようにしてみました。やはり注連縄にするとグッとかっこよく、達成感も、三つ編みの比ではありません。もっとしめ縄の練習をしたくて、藁をすこしいただいてかえってしまったほど。

完成した注連縄をもって、冷泉荘の前で集合写真!みなさん上手にできました!

梶原あき


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