法務会館リノベーションプロジェクト
法務会館は、天神の北西に隣接する舞鶴に所在する複合用途型の分譲マンション。
建物は1階が店舗、2階が事務所、3階から8階が住居フロアで構成さています。
住居のスタンダードな設備は、浴室(バランス釜)、トイレ(和式)、キッチン、呼出ブザーと
現在当然とされている設備とは大きく乖離してしまいました。
一方、天神までは1kmちょっと、最寄り駅の地下鉄「赤坂」駅までは徒歩6分と交通、買物ともに便利。
博多湾、大濠公園といった気分をリフレッシュできる場所も近く、
都心部に拠点をおきたい人にとってはとても魅力的な立地です。
また、法務会館の建物名を象徴するように、法務局、裁判所、検察庁が近く
これら施設と関係の深い弁護士、司法書士、土地家屋調査士の事務所が集積する地域でもあります。
そんな舞鶴エリアは、現在大型施設の移転に伴う開発・新築計画によって大きな転換期を迎えようとしています。
そこで私たちは、これから再編集される時期を迎える舞鶴の建物やまち並みの将来像をふまえ、
法務会館を既存の状態からリノベーションし、そこでの暮らし方や使い方を再編集することにしました。
- 法務会館のこれまでのリノベーションプロジェクト
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再編集されるまち・舞鶴
法務会館の竣工当時、この界隈は漁業関連の会社と漁業に従事する人とその家族が多く住む地域でした
現在、そのような住み手の数は大幅に減ったものの
舞鶴北側に隣接する長浜・港地区は鮮魚市場を中心に仲卸業者、食品加工業者、冷凍・冷蔵倉庫が点在し
漁業関連の要衝地として健在一方、舞鶴エリアは2013年10月の浜の町病院移転に伴う関連施設跡地の開発、2014年4月の舞鶴小学校・大名小学校・簀子小
学校、舞鶴中学校を統合した舞鶴小学校、舞鶴中学校の小中連携校開校と、新たな動きが続いています。
それにより、舞鶴は居住地としてマンションデベロッパーや子どもを持つファミリー層から注目されるエリアとなりました浜の町病院本館跡地へは法務局など公的な施設の移転・新築計画も進んでおり
さらに裁判所、検察庁も九大六本松跡地に移転が決定
これら一連の建物の解体・新築により、今後、建物やまち並みが大きく再編集され
舞鶴はまちの歴史においてひとつの節目を迎えることになりそうです法務会館 項目 内容 所在 福岡市中央区舞鶴3丁目6-7 構造 鉄骨鉄筋コンクリート造8階建 完成 1974(昭和49)年7月 交通 地下鉄空港線「赤坂」駅 徒歩6分